個人年金保険に加入していた時の失敗話をします
僕は1年前まで約2年間、円建ての個人年金保険に加入していました。
当時の僕はお金に無頓着だったし、お金について学んだこともなければ学ぼうとする気も無かった。ただ働いて金もらって遊んで生活するのが普通と思っていました。
そんな中、会社に来た保険レディの話を聞いているうちに将来に向けてお金貯めないとヤベーという思いに駆られてしまいました。
そして気がつくと個人年金保険に加入していたのです。
【年金保険は低リスク】
結論から言えば、個人年金保険はリスクの非常に少ない商品で、老後に備える事ができる。
年金が受給される歳まで払い続ければ払った額よりも多くのお金を受け取る事が可能です。
僕の場合、26歳から60歳までの34年間・月々15,140円を払うと、60歳から70歳までの10年間に720万円がもらえるというプランでした。
僕が払った金額は6,177,120円(15,140円×12ヶ月×34年)で受け取りは720万円なので、年間のリターンで考えると0.7%になります。
銀行の定期預金が0.1%程度という事を考えれば決して低くはありません。
ただし、自分で学ぶ意欲のある人は、個人年金保険よりもリスクは取るものの圧倒的なリターンを得る方法を知る事ができる。
だから自分で学ぶ意欲のある人には、個人年金保険はオススメしない。
個人年金保険に充てるお金を自己投資や金融資産に投資した方がもっと魅力的な利回りを達成できると思うので。
もし、今迷っているなら一度プロに相談するのが確実です。僕はそれを怠ったから失敗した。皆さんにはそんな失敗して欲しくない。
一度第三者の意見を聞いてから決定しても全く遅くないので、ぜひ活用してください。
【僕の場合の話を斬る】
年間のリターンが0.7%で銀行の定期預金の金利よりも高いなんて話をしましたが、そう捉えるのは勉強していなかった無知なリョーと同じです。
まず、インフレのリスクを見ていない。
インフレとは、通貨の価値が下がる事を意味しており、今の経済の仕組みでは緩やかなインフレが当たり前です。
なぜなら、経済成長すると従業員の給与は増えて商品をたくさん買い、企業は儲ける。また、従業員の給与は増えて商品をたくさん買い、企業は儲ける、の繰り返しが経済成長だからです。
動くお金の量は増えていくので、お金一単位あたりの価値は下がっていきます。
- 平成元年の山手線初乗り運賃130円
- 令和元年の山手線初乗り運賃140円(IC136円)
約30年間でお金の価値は確実に下がっています。
34年後、今よりも0.7%以上お金の価値が下がれば、720万円貰っても損しているという事です。
また、自由度の低さも個人年金保険のデメリットです。
当たり前ですが、一度払った個人年金保険料は支払い日になるまで受け取る事が出来ません。
死亡した場合は受け取る事が出来ますが、わずかな金額です(僕の場合は10万円)。また、死んでしまったらお金は使えません。
26歳の若者にとって、結婚・子育て・親の介護などで使う事のできるお金が無いことは辛い事なのですが、当時の僕はそんな事もわかっていませんでした。
その辺を理解・納得した上で「確実にキャッシュを持ちたい」という方はぜひ前向きに検討してほしいと思います。
【まとめ】
僕はお金が好きで自ら勉強できるタイプでした。
だから、個人年金保険に加入する未来と自ら運用する未来では自ら運用した方が、リターンもよくお金を守れると判断しました。
結局、2年が経つ前に個人年金保険は解約し、マイナス10万円程になって返戻金をもらいました。
高い勉強代でしたが34年後、後悔する事は無くなったので僕は満足しています。
もし、個人年金保険を検討されている方は、
- 保険よりもリターンの高い方法がある事を知る
- インフレ・不自由度を再確認する
- プロに任せる
この3つを守って僕のように(10万円)損しないでくださいね。
ご覧頂きありがとうございます!
ブログ登録やバナークリックお願いします!