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【南海】台車に14cmの亀裂【重大インシデント】

こんばんは!

資産運用に励む現役車掌のリヲンです。

 

8/27のニュースです↓

特急ラピート、別編成の台車にも亀裂: 日本経済新聞

南海電鉄の特急「ラピート」の台車で長さ約14センチの亀裂が見つかった問題で、 〜(中略)〜 運輸安全委員会は、最初に見つかった台車の亀裂について事故につながりかねない重大インシデントに認定。

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(日本経済新聞の記事内より)

南海電車の特急ラピートは1994年に製造されて今年で25年になります。

鉄道車両を資産として見た場合、減価償却期間は13年なので、法的には13年が車両としての寿命です。ただ、14年目以降も部品交換などを行い検査をクリアすれば使用できます。

25年使っているラピートもそろそろ終わりを考える時期かなと個人的には思うわけで…

 

▶︎大問題

何より今回問題なのは、亀裂が見つかったのが別編成でも発見されている事。

一編成の一箇所で亀裂があっただけでも重大問題なのに別編成にもあったとなれば、会社の管理が不十分としか言いようがない。

もう一つ問題なのは、異音を感知してから最後まで営業運用させた事。

JR西日本で2017年に新幹線台車亀裂事故があったにも関わらず、営業運用を続けていた南海電車には相当の不信感が募っていると思われます。

 

▶︎車掌としての意見

車掌という立場からすれば、異音を感知した当該車掌さんの察知能力は素晴らしいと思います。

走行中の車両は様々な音が出るので異音を感知できたのは車掌さんの力量ですね。

ただ、普段と異なる音が明らかに出てる・焦げたような変な匂いがする場合はポンコツリヲンでもわかるけどな(笑)

異音を感知して司令に指示を仰いで当該車掌さん的には「乗客を降ろす手順」とか「運転士との情報連携方」とか気にしていたと思います。

なのに、司令からは【運転再開してください】と…

僕が当該車掌の立場なら「はぁぁ💢??」ってなっていた事でしょう。

 

▶︎まとめ

車両も人間が作ったものなので、いつかは故障します。

でも、故障したら乗客の安全の為にもすぐに営業運用から外す事が出来るのもまた人間です。

鉄道会社には人としてどう判断するべきかもう一度考えて頂きたい。

今回の件で負傷者が出なかった事は不幸中の幸いです。

 

このような事故が起こると業績が悪化し、人件費が削られ、我々のような善良な車掌の生活が困窮します。

リヲンとしては、いつ自社でこのような事が起きても車掌という職業だけに頼らず生きていけるように、これからもブログを通じて情報発信力を鍛え、資産運用に励んで参ります。

 

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